
きっと あなたと・・・
第92章 ーせっかく-竜之介- ー
「2人で何話してるの~?」
僕としおりんの間に急に降ってわいたのは、
事務所のスタッフの妹で、
時々現場を手伝ってくれてる、萌。
歳は3つ下で、お兄ちゃんって甘えてくる。
お兄ちゃんって呼ばれるのは別にいいんだけど、
この子は勢いが強くて・・・すごく苦手。
萌「竜之介お兄ちゃんと詩織お姉ちゃんは仲良いから・・・怪しいってみんな言ってるよ~♪」
萌の冗談か本気かも分かんない言葉にまで
しおりんは気を遣ったのか、
すっと席を立って席を変わった。
・・・・せっかく話せてたのに・・・・ほんと・・最悪。
