
きっと あなたと・・・
第121章 ー核心-瑠風- ー
詩織さんがやっと1人になったから声をかけたのに、
結局すぐに湊兄が来て・・・
・・・隼人兄まで来た。
んー・・・みんなといる時に詩織さんとゆっくり話すのは難しい。
でもさ・・・竜ちゃんと詩織さんが2人で話してる時は、
誰も邪魔しないんだよね。
さっきみたいに、なんとなーく・・2人の世界をつくることも多いから、
そういう時は自然とみんな見て見ない振りをしてる気がする。
隼人『詩織?』
「んー??」
隼人『湊と付き合ってんの?』
湊『え!?』
「はぁ!?」
隼人『デートしてきたんだろ?』
おぉ・・・さすが隼人兄。
誰も今日のデートのこと深く聞けなかったのに、一気に核心をついて、
一瞬にしてみんなが2人を見つめた。
