
きっと あなたと・・・
第126章 ー気がした-湊・詩織- ー
***湊***
あいつを傷つけるようなことだけは・・・
隼人さんの言葉に、
なぜか・・・”普通の家じゃなかったから”って言ってた詩織さんの横顔が浮かんだ。
・・・血が繋がってないとは思えないくらい、すごく仲が良い2人。
隼人さんはきっと詩織さんを必死で守ってきたような気がした・・・
湊『うん・・ねぇ、隼人さん今度、デートして??』
隼人『はぁ!?』
湊『この前、竜之介と飯行ったんでしょ??
俺も隼人さんと行きたい』
隼人『あ・・あぁ・・変な言い方すんなよ。
お前きれいな顔してるから・・・どっちも好きなのかと思った(笑)』
湊『はは。女しか好きじゃないよ(笑)
竜之介が隼人さんと飯行くって聞いて、羨ましかったから・・』
隼人『ん・・そんなのいつでも連れてってやるよ、いつでも連絡しろ』
隼人さんは俺の頬を軽く叩くと、嬉しそうに笑ってくれた。
隼人さんは本当に面倒見がよくて男らしくて、憧れるお兄さん。
俺たちのことを大事に可愛がってくれる。
