
きっと あなたと・・・
第129章 ー本気ー
瑠風『僕・・好きになったみたい・・しおりんのこと』
瑠風に急に抱き止められて・・・
ぼそっと耳元で囁くと、抱きしめる瑠風の腕がぎゅっと強くなった。
「・・・瑠風??」
瑠風『・・・・ごめん急に・・・でも、今言ったの・・本気だよ??
しおりんにとっては弟かもしれないし、もしかしたら子どもに見えるかもしれない』
そんなに年下じゃないけど (笑)
瑠風『でも・・ほんとに好き・・・僕は、しおりんが大好き』
後ろから回った腕が弱くなったかと思うと、
瑠風はすっと私の前に回って、肩を抑えた。
・・・・・瑠風の目にじっと見つめられると、
そのまま吸いこまれそうな気がして・・
急に大人に見えて・・・・自分の鼓動が速くなるのが分かった。
