
きっと あなたと・・・
第143章 ー最低-柊- ー
食事をしたい気分にはなれなくて・・・
少しだけ眠ろうとしたけど、目を閉じると詩織さんの今にも泣き出しそうな顔が浮かんで、
全く眠れる気がしなかった。
かすかに聞こえる瑠風と悠一の笑い声にベッドを抜け出してリビングへ行くと、
玄関が開く音がして、湊と竜之介の声が聞こえた。
瑠風『あれ??早かったね。一緒だったの??』
湊『ただいま。隼人さんが酔って電話してきたから・・ちょっと行ってきた』
悠一『そう。隼人さん元気だった?』
湊『全然元気(笑)』
瑠風『しおりんは??』
竜之介『酔って寝ちゃったから・・片付けて、隼人兄ちゃん送って帰ってきた』
湊『悠一??詩織さんのマカロ~ン♪お前にって』
悠一『まじで!?食べる‼』
沈んだ僕の気持ちとは反対に、4人は詩織さんが持たせてくれた料理に喜んでた。
