
きっと あなたと・・・
第146章 ー偶然-柊- ー
無事に2回目の収録が終わって、事務所に戻って取材が1件・・・
僕は、夜はラジオの仕事が入ってた。
取材は思ったより早く終わって時間が余ったけど、
湊と悠一は別のスケジュール。
調子が悪い竜之介はすぐに宿舎に帰って、
瑠風も竜之介が心配なのか、一緒に宿舎へ戻った。
竜之介、風邪っぽかったけど大丈夫かな??
軽く食事を済ませると、ラジオの仕事に向かって、
いつもと同じように・・・楽しく仕事を済ませたけど・・・
久しぶりに思い出した詩織さんが、心の隅にずっとひっかかってた。
マネ『柊、飯食って帰るか?』
柊『あ、いや・・今日はもう帰って寝ます』
明日も早いし、そんな気分じゃなかった。
マネージャーは残ってたスタッフと食事に行くみたいだったから、
僕は宿舎まで歩いて帰ることにした・・・
でも、少し足が重い・・・
1人になりたいな・・・
