
二人で一人
第60章 クリスマスデート
『!』
急に小指を優に握られた。
「蓮…手冷たい…
冷えてるよ…?」
今度は俺の手をフワッと両手で包み込んだ。
『……////』
あったかい……
さっきのパンみたいに、あったかくて柔らかい…。
優の熱がゆっくり伝わってきて、ドキドキする。
『あ、ありがと……////』
俺は握られていない方の腕で、顔を隠しながらお礼を言った。
「いえいえ」
優がニッコリ微笑む。
もうなんか限りなく天使に近いその笑顔に胸が高鳴る。
『~~~~っ//////』
すげぇ…なに、あの笑顔…////
ちょーかわいいんですけどっ
俺はごくっと息を飲んだ。
