
二人で一人
第60章 クリスマスデート
「あ、そうだ。蓮?あれ?
ちょっと!れーん??」
優が不思議そうに俺を見る。
俺は爆発しそうだった。
たぶんいや絶対、顔まっかだ……。
そんななか、優が手をさらにぎゅっと強く握った。
―ドキッ
もう…限界かもしれない……
「蓮…大丈夫?」
手はもう充分あったかくなっていて…
あったかいどころじゃないな…
熱いくらいだ……。
「蓮?」
優がぐぃっと顔を近づけた。
『うわああああっ//////』
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬっ!!
こ、殺す気かッッ!!
心臓、爆発するっっ////
ヤバイ、心臓の音ヤバイ……
ドキドキしてすっげー脈打ってて……
てゆーか、このままなら
俺死んでもいいかも……
