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委員長はエッチでした

第12章 真夜中のおしおき





無駄なのに。



優しく
労るような
暖かいキス。



首筋に
胸に
お腹回りに
隅々とキスをして

その度に
甘い声を洩らす。



時折視線を上げて
あたしの反応を伺い
じっと
熱い視線で
見つめられる。



その真っ直ぐな瞳に
見つめられるだけで
体の奥が
熱くなっていく。



「…あっ…っ、大好き…っ、亮……っ」



快感に震えながら
亮の体に
しがみついた。



一瞬その瞳が
驚いたように
大きく見開かれ

顎を掴まれて
噛みつくように
いきなり
激しくキスをされた。



いつになく
荒々しい仕草に
びっくりして

余裕なく
熱い舌が
激しく絡められて

甘い声をあげながら
それに応えて
舌を絡める。



うっとりするような
気持ちのいいキス。



キスに夢中になって
熱く舌を絡め合い

亮の手が
あたしのスカートを
捲って
パンティーの隙間から
その指が侵入した。



くぷっ
ぬちぬち……



「……はっ、ああっ…!」



亮の指が
あたしのあそこの中に入って
上下に抜き差し
されてしまう。



「……すごく、濡れてる…、
ちょっと触れただけのつもりが、
どんどん奥に、引き摺りこまれる…っ」




久し振りの
亮の指の感触……
あたしのあそこが
亮に触れられて
喜んで
ひくついてるのが分かる。





だけど
チクリとした罪悪感。



電車の中から
気付いていた。



シャワーを朝浴びて
結城さんの
体液は掻き出したのに

後から
後から
とろりと滴り
下着を濡らしていた。



まだ
体の奥に
あの人の
体液が残っている。



その感覚が分かるから
気になって
しょうがなかった。



亮に触れられているのに
嬉しいのに

喜べない

ただ亮からの
キスを受けて
舌を絡めて答える事しか
出来ない。



亮の唇の感触
亮の薫り
何もかもが
久し振りの感覚なのに

複雑な思いを抱えて
夢中になって
キスをしていた。



「はぁ…彩香さん……、
止まらない…な…、ごめん…っ」



一瞬唇を浮かせて
すぐ傍で
亮が呟いて
頬ずりをする。



それに応えるように
お互いの頬を寄せて
唇を寄せて
またキスをする。

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