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PH山田の伝説

第2章 出会い

エスコートされて店の中に入った

俺は昔から知識を蓄える事を趣味の様にして来た

その習慣から一度エスコートされただけでいかに自分が次エスコートしたら良いか分かっていた

葉子は俺にそんな事を教えようとしたわけでは無いと思うがこの時俺は葉子から技を確実に盗んでいた

席に着いてウェイターが来るなり葉子が「いつものコース二人分」と言った

ウェイターは「かしこまりました」と言いつつも少し驚いた表情をしていた様に見えた

それからコースが出てくるまで葉子と自己紹介の続きに近い事をしていた

そんな事をしていると前菜のサラダが運ばれて来た
葉子は何の気なしにに食べ始めた

俺は今でもそうだが食べ物の味に実に厳しい

美味しく無いとはっきりマズイと言ってしまう事も良くある

しかしこの店の料理は旨いと思った

葉子が「このお店なかなかやるでしょ」と言った

「確かにやるかも知れないけどいつもこんな料理食べてるの?」と聞いた

いつもじゃあ無いけどたまにはね

葉子の食べ方を見ているとこのお店の料理を食べなれてるのが一目で分かった

葉子と話していると初めて一緒に食事に来ている感じでは無かった

長年連れ添ったとまでは言わないがお互い慣れた感じはあった

まぁそう感じていたのは俺だけだったかもしれないが
普段は長く感じるコース料理も葉子と食べているとあっという間だった

気づかぬうちに残すはデザートだけになっていた

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