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PH山田の伝説

第14章 作られていた女

それから約一月週に2日はこのお店を使った ようやく佐々木さんの出勤スタイルが分かって来た

彼女は夕方から夜にかけて週に5日程バイトしている様だ

世間ではクリスマスシーズンにいよいよ突入しようかと言った頃を迎えて俺は心の何処かで焦って居た

あんまり一人の女に時間をかけていられないと言う焦り

そしてそんなある日

この日は寒空の中昼から買い物へと出掛ける事に 休みの昼間に俺が稼がずに遊んで居るのは意外にも珍しい事だ

この日は三軒程のお店を梯子して買い物を終えた

最近外での夕食が多く家族に怒られっぱなしの俺だがそう簡単に引くわけには行かない

買い物を終えると一人でゲームセンターへ

預けてあるコインの更新も含めながら軽く三時間程コインゲームに没頭した

最近は考えすぎで失敗する事が多く少しでも佐々木さんから頭を離した時を過ごして置きたかった

そしてもう一つここに立ち寄った理由があった それはコインロッカーだ

俺はこの日買った物をロッカーに預けるとお店へと向かった

時刻はすでに8時を過ぎて辺りは真っ暗になっていた
前のページで書いた来店から約一月 佐々木さんの表情の変化を感じていた

特に最近では元気がなく表情が暗く見える 疲れて居るのか それともプライベートで何かあったのか そこまでは分からなかった

俺は自転車を走らせてお店へと向かった 昼間に荷物を積んで走って居たことを思えば随分と楽だった

冬の凍てつく寒さが体を芯まで冷していた

お店の駐車場に着くとこの間帰る時に偶然佐々木さんが乗り込んで居た車が今日も止まって居た

俺は佐々木さんが今日もバイトしている事をほぼ確信してお店に入ったのだった

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