テキストサイズ

PH山田の伝説

第5章 感覚を掴むまで

二人は朝食を終えると何時もの様に学校へ送ってもらった

すると葉子が「昨日少し言ったかも知れないけど今晩は先輩との約束があるから一緒に居られないよ」と少し寂しそうに言った

「また明日以降に電話するね」

「待ってるよ」

何事もなく学校を終えて帰路に着いた

何事もなくと言っても友達から色々と聞かれたが適当に答えて置いた

さてさて久しぶりに実家へ帰ると今度は家族からの質問攻めにあった

今まで何してたとか学校は行ってたのかとかどこで寝泊まりしてるかとか

まぁごちゃごちゃ聞いて来た

さすがに答えないと黙りそうも無かったのでひとしきり説明した

すると案外あっさりと納得したようだ

俺はようやく自分の部屋へ戻って来た

わずか数日間だった筈なのに何年か振りに感じた

一先ず今まで携帯に着けていたデータをパソコンに移すとベッドの上に倒れこんだ

帰って来たら一人が当たり前だった筈なのに何処か寂しい様な物足りない様な気がしてならなかった

しかし毎週録画にしてあったテレビ番組がハードディスクに山の様にたまっていた

葉子の家に居るとニュース以外はほとんど見ない為学校で話題について行くのは大変だった

俺はたまっていた番組を片っ端から見て行った

しかし葉子の居ない物足りなさに何時もの面白さが半減してしまった

久しぶりに離れて見て思った事だが案外一人て寂しいな 一人が好きだった俺が少し人肌が恋しくなった瞬間だった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ