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PH山田の伝説

第6章 覚醒から旅立ち

ひとしきりの処理を終えると葉子に薄い毛布をかけて俺は葉子の横でただ葉子を見つめていた

しばらくしてやっとまともに動ける様になったのか葉子はタバコをくわえ吹かしながら話始めた

何を言い出すかと思えば

「カズくんは居なくなったりしないよね? ずっと一緒にいてくれるよね?」

「いきなりどうした ずっと一緒だよ」と言い葉子の頭を撫でてあげた

すると葉子は体を起こし俺に寄り添う様に座った

「初めての夜もこうしてたよね まだほんの少ししか経って無いのにもうずいぶん昔の様に感じる」

「しばらくこのままでいて良い?」

「俺は気にしないよ 葉子が居たいだけ居れば良いよ」

確かにそんな事あったなと思い出しつつまだあれから僅かしか経っていない事をつくづく噛み締めていた
自分で言うのも何だが確かに俺の早い成長からすればそう感じても無理はないかも知れない

それからただのんびり過ごしていた

どれ程の時がたったのだろう

俺は落ち着きからかいつの間にか眠りに着いていた
あの日とは逆に俺は葉子に抱き締められていた

「カズくんねえカズくん」
「お風呂入らない?」

俺は考えて見たら葉子に起こされたのは初めてだったと思う

俺は夜も浅いのにすでに眠たい目を擦りながら一緒にお風呂に入った

葉子は何時になく甘えて来た

「眠かったの? 今からご飯作るけど食べるよね?」
「もちろん食べるよ 久しぶりだから楽しみだよ」

二人て体を流してお風呂を上がった

葉子はお風呂を上がると素早く夕食の支度を始めた
そんな葉子を見ながら夕食が出来るのを待った

風呂上がりのポカポカした暑さが抜けて来た頃

葉子がテーブルに夕食を運んできた

この日は海鮮丼だった

確かに早いとは思ったが素人が切ったとは思えない程の刺し身の切り口だった
「海鮮好きだよね」

「はい これ 専用の醤油」
葉子は調味料ボックスから普段は使わないかなり小さい醤油ケースを出して俺に渡した

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