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PH山田の伝説

第6章 覚醒から旅立ち

久しぶりに俺から葉子に電話した

葉子は待っていたのか呼び出し音がほとんどならない内に電話に出た

「やっとテスト終わったよ今から家に迎え来れる?」
「実はもう近くで待ってたんだよね じゃあすぐに行くね」

俺は一瞬ストーカーかと思ったが俺自身の気持ちを考えてもそうなるのは無理ないと思った

物の五分程度で葉子が迎えに来た

「久しぶり」と車に乗った
俺の予想では葉子に直ぐに求められると思っていた
しかし葉子は予想外に冷静だった

「一先ず二人でゆっくりしたいし荷物も置きたいだろうから私の家に向かうよ」
俺はただ頷くだけだった
葉子に暫く会わない間に何があったのか分からず少しの間考えさせられる事になった

葉子の家に着くと荷物を持って二人でエレベーターに乗り込んだ

この瞬間に何を考えたか葉子を抱き締め「葉子今何か俺に隠してるでしょ」

「だって…」と答えづらくしている

俺は敢えてそれ以上聞くのを止め葉子と部屋に入った
「一先ずご飯作るね」と葉子はご飯の支度を始めたこの時昼にテストが終わり俺の支度を入れて4時前になっていた

俺はもっと早いかと思って居たが意外ともう夕方近くなって居た事に驚きを隠せなかった

葉子は素早く夕食の支度をしている

しかし俺は何時仕掛けようか悩んでいた

上手く誘導しなければならないと言うプレッシャーに押し潰されそうになって居た

あっさりと葉子はシーフードパスタを作り持ってきた
葉子は若干寂しそうにはしていたが久しぶりの二人での夕食を楽しんでいる感じだった

お互いの近況報告を済ませて夕食を食べ終わって何時もの様に葉子の淹れたコーヒーを二人で幸せそうに飲んでいた

「そう言えばちゃんと我慢した?」

葉子は何の動揺もなくあっさりと「我慢したよ」と答えた

しかし俺がパッと手を掴んだ時に見えた一瞬の動揺を俺は見逃さなかった

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