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いとしいとしというこころ

第3章 偶然の出会い



「雅紀くんはしっかりしてるのねー。意外と。」

「ぷ。意外と!」

おばちゃんの後から翔にいがかぶせててくる。

相葉さんはジロッと睨んでから手にしていた小皿の中の鍋の汁を飲んだ。

みんなで食べて最後におばちゃんが雑炊にしてくれて、それが美味しくて俺は珍しくおかわり。

おばちゃんは喜んでついでくれて相葉さんは目の前で微笑んでる。

なんだか嬉しい。

褒められた子どもみたい。



片付けをみんなでやってリビングのテレビの前にわらわらと座った。

「でもさー。
雅紀は痩せの大食いだよな。」

「だな。
ほっそい体だよな。
腹も…食べたのどこに入ったんだ?」

潤にいと翔にいが相葉さんのお腹を触って、くすぐったいとよろける。

俺にもたれかかるような形になって、ごめん、って言ったくせに、俺を盾にした。

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