いとしいとしというこころ
第3章 偶然の出会い
俺の肩を掴んで翔にいや潤にいに向けて右、左と揺する。
ひとしきりドタバタやって、おばちゃんに、りんご食べるー?って声をかけられて終わりに。
誰かに訊きたいんだけど…
俺は普通にしてる?
どうして?
この胸の高鳴り。
最後あたりで二人の攻撃を避けようと揉み合ってると相葉さんが俺をぎゅっと抱きしめて頬と頬がくっついた。
!!
ドキン!!
な、なに?
後ろから俺の背中をすっぽり包み込む回り込んだ腕にしがみついた俺の手が絡まって。
痛い…
胸がいたい。