いとしいとしというこころ
第8章 友達の弟
数日前、和くんからバイト決まったとメールをもらってバイト先を聞いて覗きに行った。
働き始めてまだ間もないから緊張してるみたいに見えて。
「いらっしゃいませ!
…あー。」
俺を見て照れくさそうに下を向いてた。
俺は適当にお菓子とジュースを手にレジへ置くと慣れない手つきで対応してるから、頑張ってるな、って嬉しくなった。
翔ちゃんも松潤も行ったって、和くんの仕事っぷりを冷やかしてた。
帰る時に、
「バイト、頑張ってね。」
って言うと、
「雅にいもね。」
って。
松潤と一緒に翔ちゃんちを後にして帰る道。
松潤が和くんのことを話してきた。