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「すごいおいしい！」

「もっと食え？」

翔にいが喜んでくれた。

「それはよかった。」

潤にいも嬉しそうに笑って俺の持ってる皿に追加されたとうもろこし。

雅にいと大ちゃんを見たら二人ともカットしてからビニール袋に入れてきた野菜を網に乗せながら、そのまま持って来た予備の丸ごと野菜を切りながら上手いことお肉も食べてる。

余裕でいけると判断したのか、もりもり食べてる二人を見て安心した。

「おいしいねー。」

って言って俺を見た雅にい、口の端に焼肉のタレをつけてる。


ついてるよ


自分の口をトントンとして、雅にいに教える。


ん？


って可愛い顔で俺を見るから恥ずかしくなってしまって。

気を取り直して雅にいの口元を指した後に俺の口をトントン。

気づいた雅にいは、あはは、って笑ってペロッと舐めてキレイになった口。

可愛いな、まったく。



あれ？

翔にいも潤にいも食べてる？

自分ばっかり食べてる気がして俺も焼こうと慌ててトングを触ると網に近い位置にあったから熱くて思わず投げるように離してしまった。