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この気持ち止められない キミのこと好きだから

第4章 新入生合宿

慧「美海もう大丈夫だからな。」

保健室

保健の先生「こんな朝早くから、どうしたの?」
慧「美海が呼び出しくらって・・・・。」
保健の先生「とりあえず伊井尾くんここの診察台に座って上村さんをこっちに座らせてね。」
慧「美海もう大丈夫だから、俺から離れないと先生が見にくいだろ。」
それでも離れない。
保健の先生「伊井尾くん大丈夫よ!!よっぽど怖かったんだと思うから、上村さんそのままでもいいわよ。」
美海「せ、先生あ、ありがとう。」
頭を撫でながら
慧「美海なんで俺を呼ばなかったんだよ。」
美海「け、慧くんに・・・迷惑・・・かけたくないから・・・中学の時も・・・こんな暴力は、なかった・・・けど、いろいろあったから、少しは平気・・・だもん。」
慧「美海そんな事に慣れるなよ。中学の時も言っただろ?俺が、そばにいない時にこんな事あっても助けに来れないだろ!!」
美海「・・・慧くん、ごめんなさい。」
保健の先生「手当完了!!」
慧「先生、傷残らないかなぁ。」
保健の先生「大丈夫よ。でも折れたりしなくて良かったわよ。他に痛いところある?」
美海「ありません。ありがとうございます。」
保健の先生「それにしても、こんな朝早くから、しかも別のクラスの女子が入り込んで来て、そんな事するなんてねぇ。中学生の時もあったって言ってたけど、きっかけはなんだったの?」
美海「わからないんです。」
慧「可愛くて目立ってたけど、性格も悪くなかったからなぁ。」
保健の先生「可愛くて性格いいのが、そうなったのかも・・・ね。」
美海「慧くんが可愛いって褒めてくれるだけですよ先生!!」
慧「美海、ちゃんと寝た?」
美海「眠れなかった。」
慧「先生、そこのベッド少し借りるけど、いいですか?美海、眠そうだし・・・って、お~い美海あっちで寝てって!!」
美海「イヤ!!」
慧「どうした?」
美海「私が寝たら慧くん部屋に帰っちゃうんでしょ?」
慧「しばらく一緒にいるよ(笑)」
美海「ほんとに?」
慧「美海のわがまま可愛い(笑)」
美海「じゃあ帰っていいよ。」
慧「先生、とりあえずベッド借りるから(笑)」
保健の先生「どうぞ(笑)」

ベッドの縁(ふち)に座る。
慧「美海、俺と付き合ってくれる?」
美海「私、ホントはわがままだし、ヤキモチ妬くし泣き虫だし・・・。」







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