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幸せだった日々

第7章 踏み出した一歩…

ゆうくんに胸のしこりのことをメールで話して、病院で検査することになった。

病院に着くと、問診表を書き、マンモグラフィー、エコーなどなど…。はじめてマンモグラフィー検査を受けたけど、あまりにも痛くて泣いてしまった…(涙)

全ての検査を終え、1週間後に結果を聞きに行くことになった。

私の頭の中には最悪の結果の考えしかなかった…。。。

もしかしたら、胸のしこりの正体は…




乳がんかも…





ゆうくんとメールしてる時や電話してる時ははできるだけ冷静を装い、いつも通り過ごした。

勘のいいゆうくんはそんな私のことをお見通しだったかもしれないけどね…。。。


ついに来た、運命の検査結果の日…



病院に着く前から私の心臓はうるさいくらいバクバクしてた…。。。



もし…もしも最悪の結果だったら、私には決めてたことがあった…



ゆうくんと別れよう…




周りにも聞こえちゃうんじゃないかって思うくらい大きく打つ鼓動を感じながら、診察室に入った…



『失礼します…』


緊張しすぎて足が震えてた…





「検査結果を話すねー。左胸のしこりの正体は…


乳がんじゃなくて、“線維腺腫”っていう良性のしこりだったよ」



“線維腺腫”って言葉、初めて聞いた…



とりあえず放っておいても大丈夫だとわかり、ひと安心…



でも、線維腺腫はこれから先ずっと消えることはないとのこと…



それはそれで嫌だなぁ…って思った…




その日の夕方、ゆうくんと会う約束をしてたから、病院の帰りにメールした。



『今、病院の帰りだよー。検査結果は…
乳がんじゃなくて良性のしこりだった』



ゆうくんも心配してたみたいですぐに返信が来た。



「よかった…。なかなかメールが来なかったから心配してたんだよ…。本当によかった…。今日は18:00頃迎えに行って大丈夫?」

『うん。お願いします』


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