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幸せだった日々

第2章 新しい出会い

自分で行動を起こさないと、ずっと彼氏ができないかも…。


どうしたら、同じぐらいの年齢の男の人と出会えるかな…って考えて、ひとつだけ案が浮かんだ。保育士さんの中に男の人がいるから、その人に聞いてみようかな…。



数日後、男の保育士さん『透夜(とうや)』さんとふたりきりになれるチャンスがあったから、思い切って聞いてみた。


『突然なんですけど…透夜さんのお友達で、フリーの人っていたりしませんか?』


こんなこと聞いて、変な女の子だな〜って思われないかヒヤヒヤしていたら…


「紫穂ちゃん、彼氏いないの!?」


って逆に聞き返されてびっくりした(苦笑)


『いないんですよー』


「そうなんだ。よしっ、俺が友達を紹介するから待っててね。あとでアドレス教えて」


まさかこんなにあっさりOKしてくれると思わなかったから、拍子抜けしちゃったよ…。でも、勇気を出して聞いてみてよかった♪




仕事が終わった後、透夜さんとアドレスを交換して、連絡を待つことになった。


たぶん、フリーの人が見つかったっていうメールが来るの、1ヶ月後ぐらいだろうなーって思って、のんびり待ってることにした。



1週間後、びっくりするメールが来た。


「俺の友達を紹介するから、今度飲み会しよう」


メールを二度見した。えっ?もう紹介してくれるの???


あまりの早さに驚きを隠せなかった…。



最初からふたりきりだと緊張すると思うからってことで、私の友達『鈴華(りんか)』も誘って4人で飲み会をすることになった。



私の家まで透夜さんとその友達が車で迎えに来てくれた。運転してたのは『悠翔(ゆうと)』さん。



次に迎えに行くのは私の友達かなって思ってたら、途中で透夜さんの友達が乗ってきた。(あれ?今日は4人じゃなかったっけ?)私の心の声を読んだかのように、



「颯斗(はやと)もヒマだって言ってたから急遽誘ったんだ。急に増えてごめんね…」


って透夜さんが説明してくれた。
理由がわかったので、ひと安心…。



男の人3人と女の人2人の不思議な飲み会はスタート。鈴華は人見知りしないタイプだから、男の人たちと打ち解けて普通に話してたから、とってもうらやましかった。

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