幸せだった日々
第9章 嫌がらせからの一時的解放
園長先生との話し合いの後、給食作りを続けていくつもりだったけど、怒られることがトラウマになり、今まで以上に仕事に行くことが怖くなってしまった…。
本当はやってはいけないことだけど、給食室から保育室へ、仕事を変えてもらうことにした。この行動がきっかけで、さらに栄養士さんを怒らせることになる…。
保育室での仕事を始めて2日後、お昼ごはんの時間が近くなった時、急に園長先生に呼ばれた。
「しほちゃんの代わりに給食室に入ってくれてる保育士さんだと、給食の時間までに間に合わないから、栄養士さんにしほちゃんを呼んで来てほしいって言われたの」
その言葉を聞いた瞬間、私の顔から笑顔が消えた…。
『えっ…。栄養士さんが私を呼んでるんですか…?』
正直、私は給食室に戻りたくなかった。給食室にいたくなくて、保育室へ逃げたことを栄養士さんがよく思ってないことぐらい、鈍感な私にもわかってたから…。
「今回のことで、栄養士さんも自分の今までの態度のこと反省してるみたいだし、戻っても大丈夫だと思うよ?」
私が給食室に戻ることを躊躇(ためら)ってる理由を見抜いた園長先生が、私の背中を押してくれた。
反省してるなら、もう怒られないかな…?
仕事を始めたばかりの時みたいな良好な関係に戻れるかな…?
期待をこめて、給食室に戻る決意をした。
給食室に戻った時、栄養士さんの笑顔が数ヶ月ぶりに見れた。その日は今までのことが嘘みたいに怒られることなく、仕事を終えることができた。
この関係に戻れるなら、このままここの保育園の給食作りをしていきたいな…。
そんな淡い期待は、数日後に打ち砕かれることになるとは知らずに…
本当はやってはいけないことだけど、給食室から保育室へ、仕事を変えてもらうことにした。この行動がきっかけで、さらに栄養士さんを怒らせることになる…。
保育室での仕事を始めて2日後、お昼ごはんの時間が近くなった時、急に園長先生に呼ばれた。
「しほちゃんの代わりに給食室に入ってくれてる保育士さんだと、給食の時間までに間に合わないから、栄養士さんにしほちゃんを呼んで来てほしいって言われたの」
その言葉を聞いた瞬間、私の顔から笑顔が消えた…。
『えっ…。栄養士さんが私を呼んでるんですか…?』
正直、私は給食室に戻りたくなかった。給食室にいたくなくて、保育室へ逃げたことを栄養士さんがよく思ってないことぐらい、鈍感な私にもわかってたから…。
「今回のことで、栄養士さんも自分の今までの態度のこと反省してるみたいだし、戻っても大丈夫だと思うよ?」
私が給食室に戻ることを躊躇(ためら)ってる理由を見抜いた園長先生が、私の背中を押してくれた。
反省してるなら、もう怒られないかな…?
仕事を始めたばかりの時みたいな良好な関係に戻れるかな…?
期待をこめて、給食室に戻る決意をした。
給食室に戻った時、栄養士さんの笑顔が数ヶ月ぶりに見れた。その日は今までのことが嘘みたいに怒られることなく、仕事を終えることができた。
この関係に戻れるなら、このままここの保育園の給食作りをしていきたいな…。
そんな淡い期待は、数日後に打ち砕かれることになるとは知らずに…