幸せだった日々
第9章 嫌がらせからの一時的解放
給食室に再び戻って数日後、お昼ごはんを食べ終えてひと休みする時間になった時、栄養士さんが立ち上がり給食室の方に向かって行った。
「私はおやつを作るから先に行くけど、しほさんはもっと休憩してていいからね」
優しい言葉をかけられて嬉しいはずなのに、なぜか私には何かひっかかるものがあった。
ひとりで長い時間休憩してるのは気が引けてしまい、栄養士さんが行ってから10分後ぐらいに私も給食室に向かった。
給食室に入り、
『休憩ありがとうございました』
と声をかけた。
でも…
栄養士さんからは何の返答もなかった。
この態度にはヒヤッとした…
この瞬間、給食室の空気が感じたことのない悪いものになっていることに気がついた。
栄養士さんが無言なのはとても怖かったけど、気にしないようにして、黙々と園児たちの食器を洗い始めた。
しばらくして、栄養士さんが口を開いた…
「…ねぇ…なんで私がしほさんにゆっくり休んでって言ったかわかる?」
『…わかりません…』
「しほさんが体調不良で休んだ時、周りの保育士さんたちが、しほさんの具合が悪くなった原因は、私だって噂してた。そんなこと言われて平気だと思う?だから、しほさんの体をやすませてあげようと思って休憩時間を長くしたのに、早々と切り上げて仕事を始めたりするから、意味がないよ。私はしほさんのせいでここの職場にいづらくなったんだよっ!あなたが体調不良で休んだらするから、みんなに冷ややかな目で見られて、私は耐えられないっ!あなたは辞めればすむかもしれないけど、私はずっとここの職場に残らなくちゃいけないんだよ!そういうことまでちゃんと考えてよ!」
栄養士さんの気持ちを知って、私は涙が止まらなかった…
体調不良で休んだ時は、あまりにも胃が痛くてどんなにがんばっても仕事に来られなかったの…
私は栄養士さんを悪者にするつもりなんてなかったよ…
周りの人がそんな噂してるなんて思いもしなかった…
栄養士さんはさらに私に対して嫌悪感を抱いたんだ…
もう私たちは…
元の関係には戻れない…
絶対に…
私は栄養士さんの本当の気持ちを聞いて、確信を持った。
「私はおやつを作るから先に行くけど、しほさんはもっと休憩してていいからね」
優しい言葉をかけられて嬉しいはずなのに、なぜか私には何かひっかかるものがあった。
ひとりで長い時間休憩してるのは気が引けてしまい、栄養士さんが行ってから10分後ぐらいに私も給食室に向かった。
給食室に入り、
『休憩ありがとうございました』
と声をかけた。
でも…
栄養士さんからは何の返答もなかった。
この態度にはヒヤッとした…
この瞬間、給食室の空気が感じたことのない悪いものになっていることに気がついた。
栄養士さんが無言なのはとても怖かったけど、気にしないようにして、黙々と園児たちの食器を洗い始めた。
しばらくして、栄養士さんが口を開いた…
「…ねぇ…なんで私がしほさんにゆっくり休んでって言ったかわかる?」
『…わかりません…』
「しほさんが体調不良で休んだ時、周りの保育士さんたちが、しほさんの具合が悪くなった原因は、私だって噂してた。そんなこと言われて平気だと思う?だから、しほさんの体をやすませてあげようと思って休憩時間を長くしたのに、早々と切り上げて仕事を始めたりするから、意味がないよ。私はしほさんのせいでここの職場にいづらくなったんだよっ!あなたが体調不良で休んだらするから、みんなに冷ややかな目で見られて、私は耐えられないっ!あなたは辞めればすむかもしれないけど、私はずっとここの職場に残らなくちゃいけないんだよ!そういうことまでちゃんと考えてよ!」
栄養士さんの気持ちを知って、私は涙が止まらなかった…
体調不良で休んだ時は、あまりにも胃が痛くてどんなにがんばっても仕事に来られなかったの…
私は栄養士さんを悪者にするつもりなんてなかったよ…
周りの人がそんな噂してるなんて思いもしなかった…
栄養士さんはさらに私に対して嫌悪感を抱いたんだ…
もう私たちは…
元の関係には戻れない…
絶対に…
私は栄養士さんの本当の気持ちを聞いて、確信を持った。