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幸せだった日々

第10章 新たな道

小学校の給食調理員になってからは土日休みになったから、ゆうくんとお休みが合うようになり、デートができる日が増えて嬉しかった。


でも…



わたしたちにはせっかく休みが合ってもデートを楽しめない理由があった…



それは…



わたしのお母さんが交際に反対していたから…



わたしのところは4人兄妹で、末っ子のわたしには出かけたりすることにはとっても厳しかったんだよね…



ゆうくんと付き合い始めた頃、わたしが頻繁に夜出かけるようになって、お母さんが不審に思い始めて、4つ上の鈴果(れいか)お姉ちゃんに、わたしが付き合ってる人がいるのか聞いてきたって言ってた。


最近、知らない男の人と夜出かけることが多いから、心配してるよって、れいかお姉ちゃんから言われたから、ゆうくんと付き合い始めて1ヶ月が経った頃、意を決して、お母さんに付き合ってる人がいることを話したの。


その時は、わたしが正直に話したからホッとしたみたいで、知らない男の人の正体もわかったし心配も少しなくなったみたいなんだけど…



そこからがすごかったの…



付き合ってる人ができた=エッチをしてるっていう考えがあるみたいで、急にわたしに対するお母さんの態度が変わっちゃった…(涙)


それまで、毎日会話をしてたのに、その時は1〜2ヶ月ぐらい全然口をきいてもらえなかった…。。。


1ヶ月ぐらい経った時、急に態度が変わったから、なんでだろう…って不思議に思って、れいかお姉ちゃんにさり気なく聞いたら、しほは彼氏とラブホテルとか言ってるんだろうねっていう話をしてたって聞いたの。


確かに、その頃はエッチもしてたから、もちろんラブホも行ったことあったけど、さすがにそれをお母さんに言っちゃいけないと思って、ラブホには行ってないし、エッチもしてないって話をしたんだけど、信じてもらえるはずもなく…


そこからどんどんお母さんとの関係は悪化して、ずっと会話をしない日が続いた…


その頃、保育園の栄養士さんとの関係も悪くなってきてた時だったから、ダブルパンチで、わたしは精神的にも身体的にもダメージを受けて、いろいろ限界になってたの…。。。

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