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幸せだった日々

第2章 新しい出会い

「そうなんだ…。1年間しか同じクラスじゃなかったのにこんなに仲がいいのは、きっと気が合うんだろうねー」


いろいろな話をしてるうちに、透夜さんの家に着いた。


「紫穂ちゃん、今日はとっても楽しかったよ。また鈴華ちゃんも誘って飲み会しようね。保育園でもいろいろ話したりしようね」


『こちらこそ誘っていただいてありがとうございました。緊張したけど、とっても楽しかったです』


透夜さんを見送り、次は順番的に颯斗さんの家かな???


でも…颯斗さんの家には行かずに私の家へ向かって走って行った。あれ???私の家の方が遠いからあとで行くと思ってたんだけど…


頭の中で悶々(もんもん)と考えていると、


『先に颯斗の家に行くと、紫穂ちゃんの家に着くのが遅くなっちゃうと思って順番を変えたんだ。女の子を遅い時間に帰すわけにはいかないし」


悠翔さんは紳士だねー。この対応には驚いたけど、とっても好印象だった。


私の家に着くと、


「今日の飲み会、楽しかったよ。初対面だったからほとんど話さなかったけど、これからメールしたりごはん食べに行ったりしよう」


『私も楽しかったです。緊張しすぎて全然話せなくてすみませんでした…。これからはもっと話せるようにするので、よろしくお願いします』


悠翔さんと颯斗さんにバイバイして家の中に入った。


ふとんに横になると、今日の出来事が蘇ってきた。なんでみんなとおしゃべりが全然できなかったんだろう…。私はいっぱいしゃべって明るいキャラなはずなのに…。初対面の人と話すのって、すっごく緊張するものなんだね…。改めて初対面の人と話す難しさを知った。


アドレス交換をしたから、透夜さん、悠翔さん、颯斗さんの3人にお礼メールを送った。


『今日はとっても楽しかったです。ほとんどお話できなくてすみませんでした…。また飲み会とかしたいですねー』


数分して、3人から返信が来た。


この出会いを大切にしよう…。付き合えるかどうかは別として、年上の男の人って今まで知り合いにいなかったから、相談に乗ってくれそう…。
でも…今日の飲み会の感じからして、好印象なのはいっぱい話してた鈴華だよねー…。私は暗いイメージしかないかもしれない…。次に会った時はいっぱいしゃべって、素の自分を出していこう!!!


これからの進展に期待して、眠りについた。

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