その瞳は誰を見てるの?
第9章 その瞳は誰を見てるの? 9
一晩一緒に過ごした。
深く深く愛し合ってしまった。
心も体も。
忘れられぬ夜となった。
あれだけ激しくあなたを抱いた俺の体は、疲労を感じてはいるが心が眠れずに夜明けを迎えてしまった。
またか……
同じコトを繰り返すバカな俺。
智くんを起こす前に……布団の中に潜り込み、足を開いて内腿の付け根をチロっと舐めた。
少しだけピクリとした智くん。
もう一度唇を寄せ、少し強めに吸った。
「っ…………ん………」
起きない。
唇を離すと、赤い花びらが1枚。
智のイイトコ……今日は可愛がるのを忘れたから……シルシを付けておくよ。
「智……智く…ん……そろそろ起きないと……」
「っ……ぅん……しょ…くん……おはよ……」
「おはよ……ねぇ…体、大丈夫…?」
「うん…多分……大丈夫……しょおくん……
しちゃった…ね……」
「当初の予定にはなかったけど……
止められなかった……」
智の頬に短いキス。
「おいらね、しょおくんとのセックス…好き……」
「俺も…智くんとのセックス…タマラナイ……」
「今更だけど…セックスって言葉にゾクゾクする……」
「ふっ……智と俺のセックス…どう?」
「ん…たまんない……」
抱きついてくる智くん。
愛おしい。
さて…シャワーを浴びて仕事の準備しなくちゃ。
今日は、、、
潤と一緒の現場だ。