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俺のこと犯してもいいよ?

第4章 キス止まり

「じゃあこの大量の火傷は?この痣は?」


「…転んだ」


「そんな嘘通じないのは分かっているだろう。椎名…おねが「うるさいなぁ!!違うって言ってんじゃん!!」


そう怒鳴ると刑事さんは「悪かった」と一言謝って、俺を優しく抱きしめた。


「っな、に…離して…」


「…この傷がなんなのかはもういい。だが、これのせいでお前は悲しんでいるんだろう」


思わずびくっと肩が震えてしまった。


「あ、んたには…かんけい、ない…」


「あぁ。ないな。でも…」

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