俺のこと犯してもいいよ?
第6章 side湊
受付で病室を聞くと俺は再び走り出した。
『505』と書かれた部屋に着くと息を整えてからドアを開けた。
『あ。ご家族の方ですか?』
「…はい」
『今は眠られているので起こさないであげてくださいね』
「…ありがとうございます」
椎名 水希と書かれたプレートを見ると、嫌でも顔が目に映った。
「椎名……」
手を取ると、温かさを感じることができた。
「…生きててよかったっ……」
そう思うと同時に、胸をえぐり取られたかのように守れなかったという抱きたくない感情が湧き上がってきた。
『505』と書かれた部屋に着くと息を整えてからドアを開けた。
『あ。ご家族の方ですか?』
「…はい」
『今は眠られているので起こさないであげてくださいね』
「…ありがとうございます」
椎名 水希と書かれたプレートを見ると、嫌でも顔が目に映った。
「椎名……」
手を取ると、温かさを感じることができた。
「…生きててよかったっ……」
そう思うと同時に、胸をえぐり取られたかのように守れなかったという抱きたくない感情が湧き上がってきた。
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