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俺のこと犯してもいいよ?

第5章 友達

大声で怒鳴りながら門から出てきた奴を見てびくっと反射的に震えてしまった。


「か、母さん。なにか…「みずき、上に来い」


…名前、呼ばれた…吐き気がする…だめだ…今吐いたら…


「おいみずき、聞こえてんのか?あ?来いっつってんだよ。一回で聞き取れゴミ」


『み、水希様っ…』


俯いていた顔を上げると、口の端が切れて目が腫れている顔の菅原がいた。


「す、がわらっ!な、に…何があった…!」


俺はあいつに掴まれていた腕を振り払い、菅原に駆け寄った。

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