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俺のこと犯してもいいよ?

第6章 side湊

「…その子、今どこにいるんですか」


「近くの病院に運ばれたそうよ」


「もしかして…──病院ですか」


…外れていてくれ。頼むから…


「え、えぇそうよ。何で分かったの?住所も言ってないのに…」


俺は東堂さんの言葉を聞くと、すぐに走り出した。


っ!!守れなかった、また…


「…また俺は同じことを……」



「すみませんっ。警察の者です。ここに先ほど運ばれてきた16歳の男の子の病室はどこですか」


『えっ、あ…少々お待ちください』

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