欲望ベイベー
第12章 Nino in Wonderland♡
A「今日は、セーラー服着てみない??」
N「・・・・・・・は?」
A「ぜっっっっったい似合うよ!」
N「・・・・・。」
真剣な顔で何言ってんだこいつ。
ちょっと期待しちゃった俺がカッコ悪いだろ!!
A「スカーフは黄色にしたんだよ。
ハイソックスかルーズソックスかはにのに任せ、」
N「着ねーよバカっ!!」
A「ええ?!」
ええ、じゃねーよ。
調子乗るなあいばか!!
相葉さんを放ってマネージャーの車へと急ぎ足で向かう。
こんなアホみたいな会話のせいで待たされたら、マネージャーが気の毒だ。
A「にのちゃんっ、セーラー服が嫌ならミニスカポリスでも・・・、」
N「だから着ねーっての!!
自分で着ろ!!」
A「えーっ!!待ってよ怒んないで〜!!」
N「ついてくるな!!」
A「俺も仕事だし!!」
ギャーギャー騒ぎながらマネージャーの車へ乗り込むと、一気に仕事モード。
今からは、嵐の相葉雅紀と二宮和也。
相葉さんがマネージャーに俺が冷たいなんて言ってるのを軽くあしらう。
ホントは、相葉さんからの言葉をすごく期待していたし、もっとイチャイチャしていたかったけど・・・
握りしめていた手を緩めると、チャリ、と音が鳴る。
ふふ♡貰っちゃったもんね♡
まぁ、かなり強引だったけど。
・・・ワガママ過ぎたかな?
相葉さんをチラッと見る。
マネージャーと談笑していてコッチなんてまるで気にしてなさそうなのに・・・
そっと握られた手。
N「・・・・・。」
もう、ドキドキさせないでよ。
仕事モードが崩れちゃうじゃん・・・
右手に、相葉さん家の鍵。
左手は、相葉さんの大きな手。
どっちも、絶対手放さないからね。