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欲望ベイベー

第24章 欲望ベイベー。




O「お、懐かしいな。」



テーブルの隅に置いていた写真を見つけた大野さんが、ポツリと呟いた。



N「オジサン、その話もう済んでるから。」



O「なんだよ、ほら、相葉ちゃん見てみ。」



A「さっき見た。」



M「俺も。」



S「俺も見た!」



O「何回見たって良いだろ!
盛り上がれよ!」



はいはい、と軽くあしらわれて拗ね気味の大野さんが、ふと可笑しそうに写真と俺らを見比べる。



N「なに笑ってんのよ。」



O「ふふっ・・・いやぁ、この写真から10年以上経ってるなんてな。」



写真を1枚1枚見て、また笑う。



O「ギャーギャー騒いでる時の顔、この頃と全然変わってねーぞ!」



大野さんが俺らに見せたのは、5人で写ってるプライベートショット。
何がそんなに面白いのか、全員大爆笑している。



N「こんなバカ面してる?」



S「バカ面ってオイ!」



A「何でこんな爆笑してるんだろ。」



M「さすがに、この頃よりちょっとは落ち着いてるだろ。」



O「いや、全く一緒。
1ミリも変わってない。」



A「あ!ねぇ、覚えてる?
昔、誰が1番に結婚するかって話してたよね!」



S「してたなー。笑」



O「まさか内輪で結婚するとはな・・・」



A「しかも2組ね!笑」



O「俺だけ仲間外れだよ。」



N「しょうがないじゃん。
奇数人数だから。」



S「そういう問題?」



M「ねぇ、そろそろ片付け再開しないと今日中に終わんないよ?」



腕時計を見ながら潤くんが席を立つ。
久しぶりに5人集まってノンビリ出来るもんだから、ついグダグダと喋ってしまった。






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