欲望ベイベー
第4章 甘々エッチ。
心地良い温かさに包まれている。
頬を摺り寄せると、大好きな人の香りがして頬が緩んだ。
N「ん・・・・・」
ユックリと目を開けると、相葉さんに抱きしめられていた。
スヤスヤと寝息を立てている相葉さんにキュンとする。
N「カッコ良いなぁ・・・」
いつもはSっ気たっぷりなのに、ホントに優しく抱かれた。
相葉さんにイジメられるのが好きなMな俺も満足しちゃうくらい、愛しさが溢れた甘いエッチ。
“ 可愛い” “ 愛してる”と囁かれる度に、
涙が溢れそうになった。
胸にそっと頬を寄せると、相葉さんの心臓の音が聞こえる。
なんだか凄く落ち着く・・・
一緒に眠れるって幸せだなぁ。
A「ん・・・にの、起きてるの?」
眠たそうな顔でぼんやりと俺を見る相葉さん。
無意識なんだろうけど、俺の腰を労わるように撫でてくれるので笑いそうになった。
優しく抱いてくれたから、大丈夫だよ?
N「・・・」
寝ているフリをして、相葉さんにコテンと体を預ける。
まだ朝にはなってない。
明日も仕事なんだから、ちゃんと休まないと。
A「ん、にのちゃん・・・愛してる・・・」
ムニャムニャと俺を抱き枕のようにかかえて、また寝息が聞こえてきた。
もう、最近涙腺壊れてんのかな。
愛してるって言われると泣きそうになるんだよ。
N「俺も・・・愛してる、よ。」
ギュッと抱きしめ返して、相葉さんの胸元に涙声で小さく囁いた。