欲望ベイベー
第11章 ショコラと俺と翔くんと甘い予感。
M side
レギュラー収録のこの日。
いつもの楽屋に、やたらとご機嫌なカップルがいた。
A「にのちゃんにのちゃん!
このケーキ超美味しい!」
フォンダン・ショコラを頬張りながら満面の笑みをカズに向ける相葉ちゃん。
同じくニコニコのカズが、相葉ちゃんの持ってるフォークにパクりとかぶりついてふんわり笑う。
N「んっ♡おいしー♡
生チョコみたーい♡」
A「くふふっ、もっと食べな?」
N「あーん♡」
A「可愛い〜っ♡」
カズにショコラを食べさせる度にデレデレと顔面が崩れていく相葉ちゃんと、上目遣いでフォークを咥えるあざといカズ。
S「なんかいつにも増して糖度が高いな!」
O「やっぱニノは元気にぶりっこが1番だな。」
S「元気にぶりっこって何。笑」
M「解決したみたいで良かった。」
S「え、なんか揉めてたの?!」
O「翔くん、最近松潤しか見てねぇから。」
S「え?!待って何があったの?!」
M「まぁ、ラブラブに戻ったんだから良いじゃん。」
S「気になるぅ〜!!」
それにしても、浮気だなんだって騒いでたのがホントにウソみたいにラブラブ。
やっぱ元祖バカップルだな。
N「もう食べれないよぉ♡
今度は、あいばさんっ♡
はい、あーんして??」
A「あーん♡」
N「やんっ、それ俺の指ぃ♡」
A「くふふっ♡甘くておいしー♡」
・・・うん、バカップルだ。
O「俺も食いてぇな、ショコラ・・・」
S「俺も!潤、あーんしてくれ!」
O「あ、俺も。松潤食わして。」
M「自分で食え。」
S「冷たいっ!!」
何便乗して甘えてんだおっさん達。
俺はあそこのバカップルみたいに人前でイチャつくなんて絶対イヤだ!
S「あ!智くんもう食ってるし!」
O「はい、翔くんあーん。」
S「え、あーん。って何でだよ!」
O「ふふ、翔くん可愛い。」
M「なにイチャついてんの。」
S「イチャついてない!!
イチャついてないよ?!
俺が好きなのは潤だけだ!!」
M「バカ!何焦ってんだよ!」