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Dream Kissと過ごす誕生日

第1章 Dream Kissと過ごす誕生日

 ピンポーン──…

 突然の訪問。誰かと思いつつ玄関の扉を開ける。

「お迎えにあがりました。お嬢様」

 そこには悠がいた。

「えっ……ちょマジ」

 由良はびっくり。

「悠、行ったみたいだな。じゃ電話切るぞ。あたしらも行くから」

 琉依はそう言うと電話を切った。

「由良ちゃん、髪切った?」

 悠は微笑んで聞いてくる。

「はい。あ、私服に着替えてくるね」

「これ、着てきて由良お嬢様。Dream Kissみんなから」

 悠はピンクのでかい袋を私に差し出した。

「本当にいいの?」

「いいよ。誕生日プレゼントだから!」

「わかった。ありがとう」

 由良は悠を玄関に残し部屋に戻る。そしてピンクの包みを開ける。

 そこには白の春ワンピースと白のパンプス。そして、ハートのシルバーネックレスが入っていた。

 由良はそれを身にまとう。そして玄関へ行く。

「「似合ってる」」

「「可愛い~」」

「……似合う」

「さすが由良」

「似合ってますね」

「お~似合ってんで」

 Dream Kissのメンバーは既に揃っていた。

 由璃と大輔は来ていなく、新メンバーの真一が来ていた。

 そして同じSky Butterflyの優也が来ている。

「んじゃ、行くで姫」

「行くってどこに?」

「「秘密~」」

 Dream Kissは声を揃えて言う。

「今日はDream Kissのおごりだ」

 彬がニカッ笑い言った。

「有名人気バンドが何言うとんねん。金あるくせに」

「優也くんのもおごりますからね」

 優美さんが言う。

「あっ……ありがとう」

 優也は優美さんにはおとなしく返事した。

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