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ファンタジー短編集

第4章 何より大切なもの

 遠くで神様の声が聞こえた。次に目を開けると見知らぬ土地。だけど目の前には愛しい人がいる。

「エリーっ!」

「シン! 何でここに?」

「バカエリー。エリーがいないと力があっても仕方ないんだよ」

 俺はエリーを抱きしめた。

「そっか。ありがとうシン。これからはこの世界で新しくよろしくね」

「よろしくな。ただいまエリー」

「おかえり、シン」

 世界よりも力よりの何より大切なもの。それは目の前にいるエリーという存在だ。




End.

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