無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

チッ……今日は
コーラでも飲むか(笑)


『マリア？飲みモン買ってくるけど
なんか…～』




・・・寝てやがる(笑)




『ベットで寝ろって・・・』



マリアは遠慮して
床やソファで寝ようとする。



この日も膝を抱えたまま
ソファで眠っていた。



起こさないように
(と言っても、ちっとも起きないけど(笑))
そっと抱き上げる




バササっ・・・




『・・・？』




マリアの膝から
抱えてたらしい何かが落ちた。



俺はマリアをベットに寝かせた。



『・・・ｸｽ』



コイツの寝顔・・・
見るのは二度目だが


ほんとにガキみてぇな顔・・・(笑)


本人は気にしてるみてぇだから
言わないがな。






そして・・・あぁ、そうだ




床に落ちたマリアの持ち物…




落ちた衝撃で
うつ伏せて開いてるのは


黒い・・・手帳？



挟んでいたらしき
俺の電話番号の紙が

ポロっと側に落ちていた。


『・・・ったく(笑)』



俺は床の手帳を拾い上げる。



マリアにしては…というか
女性にしては

随分とシンプルな手帳だな？



〃黒皮の手帳〃？なんて

アヤシイ響き？

なんつって…♪





何の気なしに拾い上げ
落ちたメモを挟んで閉じようと

手帳を表に向けた・・・




その瞬間・・・




〃え・・・・・・〃









パタンっ・・・







俺は確認もせずに


瞬時にそれを閉じた。