かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第1章 結婚て・・・何スカ?
『はなしてっ……』
『~ハァ・・・』
ため息、ため息、ため息・・・
なんて日だよ
マジで俺・・・
『一人で帰れる…っ』
『はいはい・・・』
『はなしなさい…っ』
『……っ』
な・・・にぃ?
カッチーン・・・
口のきき方は知らねえし
めんどくせぇし・・・
大概に・・・しろよ?
このガキ。
振りほどかれた手を
再び…無理やり掴んだ。
・・・てか
冷たっ・・・。
酔いなんか
すっかり覚めてしまいそうだった。
『はなしてってばっ・・・』
『……いい加減にしろっ!?』
涙目なそいつを軽く怒鳴って
俺はもう強引に手を引いて
歩き出した。
『あなたに関係ないでしょう…っ?!』
『あのね、俺も大人だから。
そうもいかないの』
だりぃ~・・・
ナンデ俺がこんなこと~・・・
『はなしてっ!……いや…っ』
『・・・誤解招くからさ
もう騒がないでくれるかな?』
押し問答・・・
てか
引っ張り合い。
あ、でも
マズイのかな?やっぱ
大声出されたりしたらさ……
シャレにならんてやつ?
とりあえず、この子
落ち着かせて
俺も落ち着いて
話して説得してから
警察なり連れてった方が良い……よな?
あー・・・
だから、わめくなガキ・・・
人が通って欲しいような
欲しくないような・・・
『~ハァ・・・』
ため息、ため息、ため息・・・
なんて日だよ
マジで俺・・・
『一人で帰れる…っ』
『はいはい・・・』
『はなしなさい…っ』
『……っ』
な・・・にぃ?
カッチーン・・・
口のきき方は知らねえし
めんどくせぇし・・・
大概に・・・しろよ?
このガキ。
振りほどかれた手を
再び…無理やり掴んだ。
・・・てか
冷たっ・・・。
酔いなんか
すっかり覚めてしまいそうだった。
『はなしてってばっ・・・』
『……いい加減にしろっ!?』
涙目なそいつを軽く怒鳴って
俺はもう強引に手を引いて
歩き出した。
『あなたに関係ないでしょう…っ?!』
『あのね、俺も大人だから。
そうもいかないの』
だりぃ~・・・
ナンデ俺がこんなこと~・・・
『はなしてっ!……いや…っ』
『・・・誤解招くからさ
もう騒がないでくれるかな?』
押し問答・・・
てか
引っ張り合い。
あ、でも
マズイのかな?やっぱ
大声出されたりしたらさ……
シャレにならんてやつ?
とりあえず、この子
落ち着かせて
俺も落ち着いて
話して説得してから
警察なり連れてった方が良い……よな?
あー・・・
だから、わめくなガキ・・・
人が通って欲しいような
欲しくないような・・・