かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第9章 鳥かごの中で・・・
【マリアの家】
『ただい…ま』
『・・・』
リビングのソファには
マリアの夫、和樹が鎮座していた
〃・・・なんかここ、酸素薄い〃
マリアはなるべく沢山
息を吸っては吐いた
『長いこと…ごめんなさい』
『……おかえり』
散らかった部屋
脱衣所には洗濯物の山…
コンビニの弁当のゴミやら
散らかりにちらかった家
マリアは黙って片付け始めた
『ごはん…食べた?』
『あぁ…』
マリアは一通り片付けると
自室に向かう
『・・・フゥ』
マリアは窓を開けて
部屋に風を通しながら
大きなバックの荷物を整理した
〃あ・・・〃
ユウトと一緒に調べた
求人やら様々な資料
それらをマリアは大切にたたんで
手帳にはさみ
隠し場所に片付けた
ガチャ・・・
〃・・・!!?〃
『まりあ・・・』
ピク…っ
『ぁ…、・・・何?』
『少し…話を』
『ぅ…うん。私も和樹と
ちゃんと話さないと…って』
『・・・』
歩み寄るカズキが
マリアを通りすぎて
窓をしめ、カーテンを閉めた
『?…まだ、お昼前だよ…』
〃せっかくいい天気で風通しが・・・〃
『ふふ・・・〃昼間だから〃だろ』
暗くした部屋で
不適な笑みを浮かべて
カズキがマリアににじり寄る。
ぎゅ・・・う
『・・・っ』
『マリア…おかえり。
帰ってくるの…待ってたよ』
カズキがマリアを後ろから
つよく抱き寄せた。
『やめ…て。もう…殴らないって…』
〃いやだ・・・〃
『ふふふ…殴らないよ?約束だもんな
顔みせて?…良かった。
傷はないね・・・』
ゾク・・・
『ねぇ・・・はなして、私まだ』
『マリア……
いつまでも
子どもじゃないんだ…』
『・・・』
『・・・脱いで』
『っ・・・』
『脱ぎなさい・・・マリア』
『ただい…ま』
『・・・』
リビングのソファには
マリアの夫、和樹が鎮座していた
〃・・・なんかここ、酸素薄い〃
マリアはなるべく沢山
息を吸っては吐いた
『長いこと…ごめんなさい』
『……おかえり』
散らかった部屋
脱衣所には洗濯物の山…
コンビニの弁当のゴミやら
散らかりにちらかった家
マリアは黙って片付け始めた
『ごはん…食べた?』
『あぁ…』
マリアは一通り片付けると
自室に向かう
『・・・フゥ』
マリアは窓を開けて
部屋に風を通しながら
大きなバックの荷物を整理した
〃あ・・・〃
ユウトと一緒に調べた
求人やら様々な資料
それらをマリアは大切にたたんで
手帳にはさみ
隠し場所に片付けた
ガチャ・・・
〃・・・!!?〃
『まりあ・・・』
ピク…っ
『ぁ…、・・・何?』
『少し…話を』
『ぅ…うん。私も和樹と
ちゃんと話さないと…って』
『・・・』
歩み寄るカズキが
マリアを通りすぎて
窓をしめ、カーテンを閉めた
『?…まだ、お昼前だよ…』
〃せっかくいい天気で風通しが・・・〃
『ふふ・・・〃昼間だから〃だろ』
暗くした部屋で
不適な笑みを浮かべて
カズキがマリアににじり寄る。
ぎゅ・・・う
『・・・っ』
『マリア…おかえり。
帰ってくるの…待ってたよ』
カズキがマリアを後ろから
つよく抱き寄せた。
『やめ…て。もう…殴らないって…』
〃いやだ・・・〃
『ふふふ…殴らないよ?約束だもんな
顔みせて?…良かった。
傷はないね・・・』
ゾク・・・
『ねぇ・・・はなして、私まだ』
『マリア……
いつまでも
子どもじゃないんだ…』
『・・・』
『・・・脱いで』
『っ・・・』
『脱ぎなさい・・・マリア』