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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第10章 ダメかな・・・?

翌日訪ねると

マリアの部屋は・・・



『・・・すげぇ』




『フフフン~♪でしょ?』





手作りのカーテンやら壁紙などの装飾で
部屋は見違えるほど明るくなっている。




マリアが得意気に、嬉しそうに
俺を迎え入れた。




『みてみて!これ』




昨日作った木の棚も
自慢の100均グッズで?アレンジされて

原価0円とは思えない
オシャレな収納棚になっていた。



『なんかマリア…すげぇな?』


『手先だけは器用なんデス♪(笑)』



ちっちぇ手をにぎにぎとして見せて
嬉しそうに笑った。




何だかんだで俺はそのまま
マリアと部屋をいじってた

マリアの苦手な大工系のやつとか
高い所をいじるのは俺がやって(笑)



『うん♪いい感じ』


家具も殆んどない
殺風景に変わりはないが
女の子っぽい部屋になった。



『ゆぅちゃん夕飯なに食べたい?♪
お気持ちばかりですがっ』

『いいって♪…マリアも疲れたろ?』





結局
マリアが手料理を振る舞ってくれた。




『ありがとね、本当に助かっちゃった!
遠慮しないでどんどん食べて?』




『肉多くねぇ?(笑)焼き肉まみれ』




『スタミナ、スタミナ♪
明日からゆぅちゃんもお仕事でしょ?
ゴメンね?💧お休み付き合わせちゃって』




熱々の料理をつつきながら
オシャレになった部屋で
くつろいでいた・・・



いい・・・城だな♪(笑)


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