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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第14章 薄汚いこと・・・


ピク・・・



マリアは〃ガマンの仕方〃を
思い出すように
力を抜いて目を閉じた。




顔を横に向けて…奥歯に力を入れ
脚は開いたまま
抵抗をしないこと…







『・・・フフ
素直にしとれば、ただの
可愛いエエ子やのにアンタ・・・

ああ、やっぱ…オンナは
色白が一番やなぁ…ハハっ…♪』








ゾク・・・っ






爬虫類のような手が
ひたひたと太股に触れる感触・・・









『・・・ぅ…っ』




〃私が少しガマンすればいいこと…。

いずれ終わること・・・なのに
こんなに嫌なのは…どうして?

死ぬよりイヤだって思うのは…なぜ?〃








目を閉じてもわかるモノ


目の前にいるのは、まるで


欲に狂った・・・獣(ケモノ)。





道徳も…モラルもない


気の狂った・・・ケモノ。











〃似たようなモノ……知ってる。
ガマン出来たはずなのに・・・私〃










ポロ・・・・・ポロポロっ


ポタポタ・・・


ボロボロ・・・







〃涙がでてしまうのは・・・〃








『うっ…うぅ・・・ん~~…っ』









〃どうしても嫌なのは…〃









『ぅーぅ~…!』










〃唯一の…「優しい人」を

知ってしまったから・・・〃














『まぁ、お互い…楽しもうや』





『~~っ!!!』




〃やめて・・・!!!〃



















ピンポーン・・・

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