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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第2章 家出・・・デスカ??

ま・・・べつに?


何かの代価を・・・って
考えをしてるなら


それならそれでいいんじゃねぇの?
とか思ったけどな。



べつに俺、フリーだし?



泊める代わりに
一晩カラダもらうなんて事したからって…
何かワルイかよ?



べつにいいだろ?
オンナがそういうつもりならさ?









と、まぁ

萎えた気持ちに被さるように
そんな心理もあったんだよ。



あ・期待してたワケじゃないぜ?
マジで。


ぶっちゃけそんな気もない。


なんか・・・
思わぬアクシデントに
焦ったし
メンタル疲れてんだわ、俺・・・。










だから
そんな気は更々ないが

確かめるって意味も兼ねて
ちょいとソイツに吹っ掛けてみた。










『フフン・・・何も持ってない、ねぇ。

確かにね、君。

んじゃ何?…何かしてくれんの?』






何も持ってないから?

代わりに何してくれんだよお前?


その・・・カラダちゃんで?

あんなコトや、こんなコト

してくれるワケ?






なんて風に



ニヤニヤ…

わざとチョット

にやけてみたりして




答えを待つ。





あわよくば・・・?


いやいや


言うほど思ってないぜ?ホントに。

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