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ヴェルジェ~夢を追う少女~

第8章 一年次文化祭

「そうです。では今から呼ぶので前に来て下さい」

 先生はそう言って1人ずつ名前を呼んでいく。私達3人にも配られた。

「詳しいことは中に記載してありますから。では、これで朝のホームルームを終わります」

 そう言うと先生は去って行った。教室の騒がしさは変わらない。

 私達は封筒を開けてみる。

『Chocolate Love……不合格。今回は残念ですが出演バンドに選ばれませんでした。次回頑張って下さい』

「「「……」」」

 私達三人は黙り込む。

「あ、じゅっ授業行こっか」

 ヒナが気をきかして言ってくれる。綺月と私はそれに答えて授業に向かった。

 その後、私達は授業を受ける。

 しかし身が入らず、ミスをしまくった。

 コードは間違いまくるし、音程ずれるし最悪だ……。先生達は今日は何も言わなかった。

 学校が終わりバイトに行く。

 バイトでもCDを入れる棚を間違えたりと失敗を繰り返した。そんな感じで一日を終えた。

 次の日からは、いきなり一回目から通るなんて甘くない。 もっと頑張ろうと思い直し頑張った。

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