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光と愛の乙女詩集

第64章 あの子と

一年以上友達だったあの子と
今日 友達じゃなくなりました

理由はあの子を選べないから

知らなかった
あの子が私のことを友達と見ていなかったこと
あの子が私を好きだったこと
でもそれは言い訳にしかすぎない

これ以上傷つけられないから
“さよなら”
なんて嘘

本当は自分がこれ以上傷つきたくないから
“さよなら”

なのに何故でしょう
涙がとまらない

悲しいわけでも
後悔したわけでもない
選ぶべき人を選んだだけ

謝って済むわけじゃない
“ありがとう”じゃ足りない

私はあの子に何もしてあげれない

だからただ祈る
“どうか幸せになって”と

そして約束する
私は私の選んだ人と幸せになるって

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