
同窓会 SN
第84章 依存4 翔
和也と再会する前は 気ままに一人の生活を楽しんでいた俺なのに 今は一人の部屋はしんと静かで寒々しい、と感じることが増えてきた。
そう、最近の俺は ここで和也と一緒に暮らせないだろうか、と
そんなことばかり考えてしまう。
部屋数は十分にある。
和也には バストイレ、ミニキッチンも付いているゲストルームに住んでもらえばいい。
和也がそう望むなら 普段は干渉しあわないで暮らすこともできるだろう。
和也が望んだ時だけ 俺と一緒に食べたり寝たり・・・
そんな生活も可能なはずだ。
何度も 口に出して言ってみようとした
だけど 現実には お互いの気持ちだけじゃなく
クリアーしなくてはいけない問題が他にも多々ありそうだ。
