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同窓会 SN

第86章 依存6 翔



アンタは俺と和也の事 何も知らないくせに、と言う想いで言ったけど
堤さんは意に介さない


「・・・それはあなたが思うほど通じてないんじゃないかな」
「どうして・・・?」

「一言で言うなら同級生だから、かな。高校生の時からずっとあなたは優等生で・・・
生徒会長とか、してたんじゃないですか?」
「・・・してました・・・」

「やっぱりね。そういうタイプですよね。きっとあなたはいつもクラスの中心人物でリーダー格、二宮さんは一人静かにしてたタイプかな・・・二人のそんな関係は今の立場にも通じるものがあるでしょう。普段は意識してなくても、ふとした時にそういう“対等ではない関係”が気になるのかもしれませんね」
「そんな・・・俺は・・・どうしたらいいんですか・・・」



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