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同窓会 SN

第86章 依存6 翔



思わず 縋るような目で堤さんを見つめてしまったけど、
このおっさんは しれっとした顔でふざけたことを抜かしやがった

「もう 二宮さんのことは諦めたらどうですか?」
「へ?」

「同い年だからこそ、二宮さんも櫻井さんの世話になっているような関係が 必要以上に気になって 苦しくなる時があるんでしょう。私ぐらいトシが離れていれば、楽な気持ちで甘えることができるんじゃないかなぁ・・・この際、二宮さんの幸せのため、と私に譲ってはどうですか?」
「ふざけんなよ、おっさん!アンタ、なんだかんだ言ってまだ和也のこと狙ってんのかよ!」


酔ってるせいか 一気に頭に血が上って 大きな声を出してしまう。
その後も迸る怒りは収まらず





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