同窓会 SN
第87章 依存7 和也
翔にも言った通り もう少し時間が欲しい
一緒に住むって事は 簡単には決められないし
簡単には解消も出来ないことだ
もう少しじっくり考えないと・・・。
「今日、どうする?ここからなら 俺んとこの方が近いけど、来る?」
「う~ん、そうしたいけど・・・やっぱ帰るよ。お前も色々考えることあるだろうし・・・出来れば いい返事を早く欲しいから」
「・・・わかった・・・じゃあ・・・」
「おやすみ」
「おやすみ」
マンションの近くで先にタクシーを降り、走り去る車を見送る。
車を使うときは深夜が多くて、そういう時は大抵どちらかのマンションに泊まるから
こういうシチュエーションは珍しい
翔を見送りながら 何故だかちょっとだけ寂しくなった。