同窓会 SN
第87章 依存7 和也
7-4
最後の方は 我ながら嬉しくて甘ったるい声を出したな、
なんて、今更ながらに恥ずかしくなった。
声を潜めたつもりだったけど 誰も聞いてなかっただろうか
辺りを見回すけど、ずっと離れたところにお弁当組の女子社員が数人いるだけで
あとは近くには人の気配はない。
・・・よかった・・・
わずか数時間の間に、翔にもしものことがあったらどうしよう、とぐるぐる考え・・・
俺は結論を出した
やっぱり 俺にとって 翔は何よりも大切な存在なんだ。
二人で一緒に生きることに 例えたくさんの障害があったとしても、
できる限り二人で協力して それをひとつひとつクリアーしていこう。