同窓会 SN
第88章 依存8 翔
嬉しそうに頷く和也。
ヤバイ、こんな和也も新鮮で 何だかときめくゾ。
思いがけない形で 和也との同居生活が始まろうとしている。
マンションに戻れる日まで数日?
それとも数週間?
工事が長引いてなるべく長くここにいられたらいいのに・・・
俺のプレゼントしたエプロンをして キッチンに立つ和也の背中を見つめながら、
俺はウキウキしだした心を抑えられずに 口元を緩めてしまっていた。
夜中に火災報知機で起こされ、散々な目に遭わされた時は
マジかよ、ってなったけど
この思わぬアクシデントは もしかしたら俺にとって 災難なんかじゃなく、
新しい扉を開けてくれるきっかけになるものなのかも知れないな
END(13部に続きます)